前回の記事については、そもそも「IP分散とは」に触れてきた。では、今回は具体的な「IP分散の方法や内容」について具体的に説明していきたい。
「IP分散」が「外部リンクが貼られている元のwebサイトのIPアドレスを分散させること」とうのはここでは説明不要だろう。では「IPアドレス」とは何だろう?って話だ。IPアドレスとは、IPでネットワーク上の機器(ここではサーバー)を識別するために指定するネットワーク層における識別用の番号のことだ。
つまりSEO対策におけるIP分散とは実質的に「サーバーを分散させる」ことである。1つのサーバーで複数の被リンク先サイトを準備し外部リンクを複数貼っていっても肝心な「IPアドレス」は同一ということだ。
簡単に言えば、1つのサーバーに対して1つのサイト、1つの被リンク。5つのサーバーに対して5つのサイト、5つの被リンク。これが「IP分散」ということになる。
もしブログサービスで被リンク元サイトを用意する場合、必ず「複数のブログサービス(アメブロやFC2など運営元が異なる)でブログを作成する」ことがIP分散の基本となる。実はIP分散はブログサービスを使ってでも簡単にIP分散させることが出来るのが面白いところだ。
今日のSEO対策ではGoogleがガイドラインで出しているように「IP分散」は必須事項だ。
Googleは質の低い被リンクを量産することをスパム行為だと判断して、アルゴリズムによって自動的に排除しようとします。その時、アルゴリズムが判断基準の一つとしているのが、「IPアドレスの分散がきちんとされているのか」が重要なポイントとなる。
つまり、Googleから質の高いwebサイトと評価されるよう、そのwebサイトの被リンクも質の高い被リンクがされているのか、いわゆる「IPが分散されているのか」「クラスCで分散されているのか」が重要になっている。

